台湾リピーターが教える!便利なアプリと使い方

台湾リピーターが教える!便利なアプリと使い方 家族で楽しむ台湾

初めての台湾旅行や家族での滞在では、「移動・支払い・言葉」に不安を感じる場面が必ず出てきます。私たちの親子旅でも、実際に迷いそうになった/止まりそうになった瞬間が何度もありました。

この記事では、台湾で実際に困った5つの場面を先に整理し、そのときどう判断して、どう立て直したかを体験の流れでまとめます。結果的に助けになったのが、交通・地図・翻訳・決済・グルメのアプリでした。

アプリの機能紹介が目的ではなく、現地で立ち止まらず、安心して旅を続けるための使い分けの型を残す記事です。同じ状況になったときに、読んだ直後から動ける形にしています。

この記事を書いた人
Luluco|台湾旅行歴5回・親子旅/車椅子同行の移動サポート経験あり。
MRT・バス・徒歩を中心に移動し、通信トラブルや現金不足などの失敗も含めて体験を積み重ねています。

出発前夜|親子で“困った場面”を想定して準備したこと

今回は、台北在住の友人(台湾での生活経験が長い人)に確認しながら、「困りやすい場面」を先に想定して、必要なアプリのインストールと初期設定まで前夜に完了させました。
現地で迷ってから調べる時間を減らせるだけで、気持ちに余白ができます。

親子の会話|アプリは“安心の保険”にしておく

アイコンが並ぶ画面を親子で覗き込むと、不思議と肩の力が抜けて、「これで迷わないね」と微笑み合えました。

💬 花菜

「ママ、台湾ってどんなアプリが便利なの?旅行中に迷ったら困るし…!」

💬 Luluco

「日本みたいに全部が英語表記とは限らないからね。“困った場面”に備えて、最低限だけ入れておこう」

台湾旅行で役立ったアプリのアイコン一覧(交通・地図・翻訳・決済・グルメ)

台湾旅行で実際に困った5つの場面

台湾旅行では、予想外の場面で立ち止まることがあります。ここからは、私たちが実際に「困った」と感じた5つの場面を、時系列でまとめました。

それぞれの場面で、どんな問題が起きて、どのアプリがどう役立ったのか、使うときのコツやつまずきポイントも含めて紹介します。事前に知っておくだけで、現地での焦りが減り、旅の余白が生まれるはずです。

【場面1】MRTで方向に迷った朝|交通アプリの使い分け

台北旅行でまず困りやすいのが、MRTの路線の多さと、駅出口の方向感覚です。乗るホームの方向、降りたあとの出口選び――このどちらでも迷いやすく、私たちも実際に何度か手が止まりました。徒歩移動はGoogleマップ、MRTの情報は台北捷運Goに分けると、迷いが一気に減りました。

困ったこと|「乗る方向」と「出る方向」で迷う

台北101/世貿駅へ向かう朝、まず迷ったのは乗車駅のホームでした。同じ路線でも行き先で方向が逆になるため、「このホームで合ってる?」と一度立ち止まります。

そして降りたあとにも、もうひとつの関門がありました。台北101/世貿駅のように出口が複数ある駅では、地上に出てから「こっちで合ってる?」とまた迷いがちです。出口を一つ間違えると、大きな交差点を渡り直すことになったりして、次の乗り換えや集合時間までズレていくのが怖いところです。

つまり、迷いポイントは人によって「乗る前」だったり「降りたあと」だったりします。どちらでも立て直せるように、私たちはアプリの役割を分けておきました。

どう立て直したか|MRTは台北捷運Go、徒歩はGoogleマップ

私たちは、徒歩ナビとMRT移動で使うアプリを分けることにしました。

①乗る前:台北捷運Goで方向と車両を確認
出発駅と到着駅を入力すると、運賃・乗換・所要時間・混雑度が一目で分かります。「どの路線のどちら方面に乗るか」がはっきりするので、ホームで迷いません。さらに駅ごとの設備情報も見られ、エレベーターに近い車両位置まで分かるので、スーツケースや車椅子での移動もスムーズでした。

②降りたあと:台北捷運Goで出口、Googleマップで徒歩ルート

台北捷運Goで「目的地に近い出口・エレベーターのある出口」を確認し、地上に出たらGoogleマップに切り替えて目的地までの徒歩ルートをたどります。Googleマップは口コミ・ストリートビューで事前チェックできるので、細い路地に入るときも安心です。

この「MRT移動は台北捷運Go/徒歩ナビはGoogleマップ」という分担にしてから、乗る前でも降りたあとでも、迷いをすぐにリセットできるようになりました。

花菜
花菜

「淡水信義線の象山方面に乗って、台北101/世貿駅で降りる。出口は台北捷運Goで確認だね」

花菜がスマホを見ながら言ったとき、「これなら進める」という感覚が戻ってきました。

台北捷運Goで助かった点|エレベーター位置と“近い車両”が分かる

特に助かったのが、各駅の「エレベーターに近い車両位置」が事前に分かることです。車椅子や大きなスーツケース移動では、ホーム内で数メートル歩き直すだけでも体力が削られます。

乗る前に最適な車両を選んでおけるので、ホームで右往左往せず、最短ルートで移動できました。

補足:台北捷運Goの言語について
アプリは日本語表示に対応していますが、日本語版は台湾華語(中国語)版よりも表示される情報が少なめです。運賃やルート検索など基本の操作は日本語で十分できますが、駅の設備情報などを細かく見たいときは、中国語表示に切り替えたほうが情報が多いことがあります。漢字が多いのでマークと合わせて見れば意味はつかめます。
Luluco談:九份の細い路地で役立ちました
徒歩ナビが活きたのは九份でした。目的地を阿妹茶酒館に設定し、事前にストリートビューで道を確認。基山街から一本入る幅1.5mほどの細い路地で、雨で視界が悪い中でも「赤い提灯が並ぶ角を左」というイメージ通りに進めて、5分ほどで到着できました。

【場面2】九份で通信が切れた雨の日|Organic Maps(オフライン)

山間部や人が多い観光地では、通信が不安定になることがあります。そのとき、オフライン地図があるかどうかで安心感がまったく違いました。

困ったこと|坂道の途中で通信が途絶えた

九份の坂道を歩いているとき、雨と混雑の影響か、スマホの通信が途切れて地図が読み込めない瞬間がありました。「いまどこ?」「次どっち?」が分からないと、急に不安が強くなります。

どう立て直したか|Organic Mapsのオフライン地図で現在地を確保

事前に地図をダウンロードしておけば、電波がない状態でもGPSで現在地が分かります。ブックマークで「宿・カフェ・駅」を保存・分類でき、移動計画が立てやすいのも魅力です。

私たちが使ったのは Organic Maps というアプリです。かつて定番だったMAPS.MEの開発メンバーが立ち上げた後継アプリで、完全無料・広告なし・追跡なしで使え、OpenStreetMapをベースにした軽快な動作が特長です。

以前のMAPS.MEに近い操作感で、オフラインでも現在地表示やルート案内が問題なく使えました。

補足:かつて人気だったMAPS.MEは、運営会社の変更後に無料でダウンロードできる地図の数が制限されたり、起動時に課金を促す表示が出たりと、無料で使える範囲が縮小しています。現在オフライン地図を新しく入れるなら、同じ開発陣による Organic Maps のほうが素直に使えるのでおすすめです。

九份の坂道で実感した「オフラインの安心」

坂道の途中で通信が途絶えた瞬間も、Organic Mapsが現在地をしっかり表示してくれました。「もう一本奥の道だ」と判断して、目的の茶芸館へ迷わず到着できました。事前ダウンロードのおかげで、雨の中でも落ち着いて動けました。

💬 花菜

「オフラインでもちゃんと今いる場所が表示されてる!」

💬 Luluco

「すごいね。台湾全体の地図を入れておくと、こういう時に落ち着ける」

2つの地図アプリを使い分ける

🗺️
Googleマップ × MAPS.ME 使い分けまとめ
アプリ 得意分野 特徴
🟩 Googleマップ 都市観光・路線案内 口コミ・ストリートビューで事前チェック。地図リンクも貼りやすい
🟦 MAPS.ME 山間部・離島・通信不安定エリア 完全無料・広告なしでオフライン現在地表示。軽くてバッテリーが持ちやすい
使い分けのコツ
街歩きはGoogleマップ、電波が届かない場所ではOrganic Maps。この2つを組み合わせるだけで、旅中の「迷った」「通信が切れた」をかなり減らせました。

地図アプリ(GoogleマップとMAPS.ME)の使い分けイメージ

【場面3】夜市で値段が聞けなかった|翻訳アプリ

士林夜市で花菜がイヤリングを見つけたとき、値段を聞きたいのに言葉が出ず一瞬止まりました。「短い会話」と「文字を読む」を分けることで、焦りを減らせました。

会話はLINE翻訳、メニューや看板はGoogle翻訳(カメラ)と使い分けるだけで、不安が一気に解消されます。LINE翻訳とGoogle翻訳、場面と文章、単語だけ、スクショして翻訳など使い分けると、とても便利!

どう立て直したか|会話はLINE翻訳、文字はGoogle翻訳(カメラ)

私たちの使い分けはこの形です。

  • 店員との短いやりとり:LINE翻訳
  • メニュー・貼り紙:Google翻訳(カメラ)
  • 長文:Google翻訳(テキスト)
  • 通信が不安:Google翻訳の「オフライン言語(繁体字)」を事前にダウンロード

LINE翻訳|前夜の30秒が、現地の焦りを減らす

LINE翻訳(通訳アカウント追加)
LINEの検索で「通訳」中国語(繁)通訳を追加
トークを開き、日本語→中国語(繁体)に設定
よく使うフレーズ(例:これはいくらですか?)を下書き

Google翻訳|看板・メニューは“読める”だけで安心する

カメラをかざすだけで瞬時に翻訳できるので、夜市の食材確認やローカル食堂の注文で助かりました。

Google翻訳のカメラ機能でメニューや掲示物を翻訳している様子

アプリを開き、上部の言語を日本語→中国語(繁体)に設定
画面下のカメラをタップ(看板・メニューをかざすだけ)
右上メニュー → オフライン翻訳中国語(繁体)をダウンロード(推奨)

士林夜市での“即伝わる”体験

士林夜市の入口近くの雑貨屋台で、花菜がLINE翻訳を使って値段を聞くと、「這個300元喔!」と笑顔で返ってきました。たった一言で、夜市が“身近な街”に変わった感覚が残っています。

士林夜市で買い物をしている場面(値段を確認して安心した瞬間)

【場面4】小銭だらけで会計が止まった|悠遊卡(EasyCard)とキャッシュレスの使い分け

夜市や小さな雑貨店を巡るうちに小銭が増え、会計のたびに手が止まりました。旅行者がいちばん手軽に始められるのは悠遊卡(EasyCard)。コンビニでチャージして使うことで支払いがスムーズになり、次の行き先を考える余裕が生まれました。

どう立て直したか|旅行者はまず「悠遊卡(EasyCard)」

私たちがまず頼りにしたのは悠遊卡でした。台湾の銀行口座がなくても使えて、駅やコンビニで現金チャージするだけで、MRT・バスなどの交通機関からコンビニ、多くのお店まで幅広く決済できます。
タッチ式のICカードなので、通信状況に左右されないのも安心でした。あわせて、クレジットカードのタッチ決済(Visaタッチなど)が使える店では、そちらも併用しました。

体験談:雑貨店で“財布を出さない”だけで余裕が増えた

永康街の雑貨店では、悠遊卡をレジ横のリーダーにかざすだけで支払いが完了。財布から小銭を探す手間がなくなった分、次の目的地を娘と相談する余裕が生まれました。

💬 Luluco

「財布に残っていた小銭も、コンビニでカードにチャージし直せた。会計で慌てないのが嬉しい」

街口支付(JKOPay)は“滞在型”の人に向いている

台湾ではJKOPay(街口支付)というQRコード決済も広く使われていて、台北在住の友人も愛用しています。夜市から公共料金の支払いまでカバーする、生活に密着したサービスです。
ただし、JKOPayは台湾の銀行口座(実質的に現地の電話番号や在住が前提)を紐づけて使う仕組みで、コンビニでの現金チャージには対応していません。そのため、

  • 数ヶ月単位で台湾に滞在する方・在住の方:生活のあらゆる支払いがまとまって便利
  • 短期の旅行者:登録のハードルが高く、基本的には不向き

という住み分けになります。短期旅行なら、無理にJKOPayを用意するより悠遊卡+クレカのタッチ決済の組み合わせがいちばん現実的でした。

【場面5】車椅子で入れる店探し|口コミ写真活用

観光地価格ではなく、地元の人が通うお店を探すとき、いちばん頼りになったのはGoogleマップの口コミでした。評価点数だけでなく、最新の写真投稿を見て「入ってから困らないか」を確認していました。

困ったこと|“入れるか分からない”店は、決めきれない

私は友人のマリエさんや、足の弱い母のために車椅子同行の旅でも利用可能か、都度確認していました。入口の段差、通路幅、テーブルの高さなど、入ってから気づくと引き返しづらい要素が多いからです。

どう立て直したか|写真口コミで「段差・通路・席」を先に見る

私たちが特に見ていたのは次の3点です。

①入口に段差がないか
②通路が狭すぎないか
③テーブルの高さは車椅子でも入りそうか

写真付き口コミが多いので、雰囲気だけでなく「行けそう/難しそう」の判断がしやすく、同行者の負担を減らす助けになりました。

レビューが背中を押してくれるという実感

永康街の路地裏で、Googleマップの口コミ写真を頼りに入った魯肉飯のお店に足を踏み入れました。「八角が香る」「接客があたたかい」という口コミ通りで、店主の「慢慢吃(ゆっくり食べてね)」の一言に、こちらの緊張もほどけました。

レビューは“正解を保証するもの”ではないけれど、迷っている背中をそっと押してくれることがあります。

トラブル時の対策|スクショ保存が効く

通信トラブルで画面が真っ白になったこともありました。そのときは再起動やWi-Fi切り替えで復旧できましたが、以来、訪問前に気になる店の情報はスクショ保存、これは大事です!

まとめ|アプリは“便利”より、“判断を戻す道具”だった

交通・地図・翻訳・決済・グルメ。アプリを上手に使い分けることで、迷う時間・探す時間・待つ時間が減りました。台湾の街の温かさにたどり着くまで、アプリが判断を支えてくれました。

困ったときに判断を戻せるだけで、旅はちゃんと前に進みます。

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※本記事は筆者が実際に訪れた時点の体験をもとに書いています。料金・営業時間・運行状況・各種サービス内容は変更される場合がありますので、おでかけの前に各施設の公式情報や台湾観光局(交通部観光署)公式サイトなどで最新情報をご確認ください。

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