台北雑貨巡りで見つけた私だけの宝物体験記――現地で感じた台湾文化のリアル

現地生活情報

台北で雑貨を探す時間は、ただ「可愛いものを買う」だけでは終わりませんでした。どの店で足が止まり、なぜそれを手に取ったのか。店主との何気ない会話や、実際に使う場面を思い浮かべた瞬間が、選択の決め手になっていきます。

この記事では、2025年6月上旬に3日間かけて台北の大稲埕・赤峰街・中山エリアを中心に歩いた雑貨巡りを振り返りながら、どのエリアで、どんな雑貨に出会い、いくらくらい使ったのかを、体験の流れに沿って整理しました。

旅のはじまりに立ち寄った「美好生活骨董洋行」。眺めるだけで時間が溶ける空間でした。

さらに、持ち帰りで迷ったことやサイズ選びの失敗しかけた話、帰国後に実際に使って感じた「これは正解だった」「これは慎重でよかった」というリアルな感覚も正直に書いています。

台北で雑貨を探してみたいけれど、どこから回ればいいのか、観光の合間に無理なく組み込めるのか、そんな迷いを、自分の旅に置き換えて考えられる判断材料として、この記録を読んでもらえたら嬉しいです。

台北雑貨巡り3日間――なぜこのルートを選んだのか

台北の雑貨店は、観光地として有名な場所から離れた路地裏にこそ、本当に魅力的な店が隠れています。最初は「どこから回ればいいのか」と迷いましたが、結果的に「エリアを欲張らず、1日1エリアに絞る」という選択が、旅のリズムを作ってくれました。

移動に時間をかけすぎると、肝心の雑貨選びに集中できなくなる。だから今回は「大稲埕→赤峰街→中山」という流れで、各エリアの雑貨文化をじっくり味わうことにしたんです。

大通りから一歩入ると、台北の“雑貨の気配”は路地に濃くなっていきます。

実際のルート(1日ごとの動き)

  • 1日目(大稲埕エリア):永楽市場周辺の老舗茶行で茶器・茶葉をじっくり選ぶ。午前10時スタートで、昼過ぎまで滞在。
  • 2日目(赤峰街エリア):文房具店とアクセサリーショップを徒歩で巡る。赤峰街は小さなエリアなので、歩いて回れる距離に魅力的な店が集まっている。
  • 3日目(中山エリア):雑貨併設カフェで休憩しつつ、「やっぱり欲しい」と思ったものを買い足し。最終日は荷物整理の時間も考慮して、午後早めに切り上げ。

各店の滞在時間は30分〜1時間が目安。特に午前中のほうが空いていて、店員さんとも話しやすかったです。焦って回るより、1つの店でじっくり選ぶほうが、結果的に「買ってよかった」と思える雑貨に出会えました。

大稲埕で出会った180年の記憶――歴史が息づく老舗茶行

大稲埕の迪化街は、古い建物と乾物の香りが残る、観光地の喧騒とは異なる静かなエリアです。ここで出会った「嶢陽茶行」は創業180年以上の老舗。扉を開けると、お茶の香りと美しい茶缶・茶器が迎えてくれました。

茶行の前に立つだけで、香りまで想像できる。大稲埕の買い物は、空気ごと持ち帰る感覚でした。

店員さんは「このお茶は一人でゆっくり飲むときに」「この茶器は毎日使っても飽きない形」と丁寧に教えてくれ、ここでの買い物は台湾茶文化の入口に立つ体験そのものでした。

嶢陽茶行で選んだ茶葉と茶器――迷いながらも決めた理由

茶葉の種類は数十種類、茶器も価格帯が幅広く、初心者の私には選べません。店員さんに「普段使いできるものを」と伝えると、東方美人茶、凍頂烏龍茶、高山茶の3種類を提案してくれました。

茶器は6人用の大きなセット(NT$3,800)に惹かれましたが、店員さんの「割れるリスクはゼロじゃない」という正直な言葉で、2人用の小ぶりなセット(NT$2,020)に変更。帰国後、毎日使えるこのサイズが大正解でした。

「選ぶ時間」がそのまま旅の記憶になる。棚の前で迷う時間こそ、いちばん贅沢でした。

実際に購入したもの

  1. デザイン缶入り東方美人茶(50g):NT$480(約2,210円)
    缶が可愛くて、飲み終わったあとも小物入れに使えそう。帰国後も大切に使っています。
  2. デザイン缶入り凍頂烏龍茶(50g):NT$420(約1,930円)
    まろやかで飲みやすく、帰国後に追加購入を検討中。毎朝の一杯に欠かせません。
  3. デザイン缶入り高山茶(50g):NT$550(約2,530円)
    来客用に。開けるたびに「これ台湾?どこで買ったの?」と聞かれます。
  4. 作家物の磁器茶器セット(急須+茶杯2個):NT$2,020(約9,290円)
    白磁に青い模様が入った上品なデザイン。使うほどに手に馴染み、「高かったけど買ってよかった」と思える一生もの。

帰国後、毎日の一杯が“旅の続き”になる。茶器は、その入口でした。
茶器・茶葉の合計:NT$3,470(約15,960円)
嶢陽茶行で過ごした1時間は、買い物というより、台湾茶文化を学ぶ時間でした。店を出るとき、「またいつでも来てください」と笑顔で送り出してくれた店員さんの顔が、今でも忘れられません。

嶢陽茶行|訪問メモ

  • 所在地:台北市大同區迪化街一段71號
  • アクセス:MRT大橋頭駅から徒歩約10〜15分
  • 滞在時間:45〜60分(茶器選びは時間をかけたい)
  • 支払方法:現金・カード両方可
  • 注意点:茶器は割れ物なので、梱包方法を必ず確認

赤峰街で見つけた「大人の文房具」使うほどに愛着が湧く道具たち

赤峰街は観光客向けの派手さがなく、小さなカフェやセレクトショップが点在する大人のエリアです。「礼拝文房具(Tools to Liveby)」は、整然と並ぶノート、ペン、クリップなど、「毎日使いたくなるデザイン」と「長く使える品質」が共存する空間でした。

礼拝文房具で選んだ3つの道具――それぞれの決め手

文房具選びは時間がかかりました。どれも素敵で迷いましたが、日本で本当に使うものだけを選ぶことにしました。真鍮製のクリップは小さくても質感が良く、使うたびに台北を思い出します。

海外セレクトの方眼ノートは紙質が良く万年筆でも裏抜けせず、開くたびに赤峰街の空気がよみがえります。イタリア製のボールペンは書き味が滑らかで、仕事のメモが楽しくなりました。

実際に購入したもの

  1. オリジナル真鍮クリップ(S・M各1個):NT$95×2 = NT$190(約875円)
    経年変化が楽しみな素材。使い込むほどに味が出そう。
  2. 海外セレクト方眼ノート(A5サイズ):NT$220(約1,010円)
    紙質が良く、万年筆でも裏抜けしない。仕事のメモ帳に愛用中。
  3. イタリア製ボールペン:NT$135(約620円)
    書き味が滑らかで、持ちやすい。毎日使いたくなるペン。
文房具の合計:NT$545(約2,510円)
礼拝文房具で過ごした30分は、「使う喜び」を改めて考える時間でした。安くて消耗品的な文房具ではなく、長く使える道具を選ぶことの大切さを、この店で学んだ気がします。

礼拝文房具|訪問メモ

  • 所在地:台北市中山區赤峰街(正確な番地は要確認)
  • アクセス:MRT中山駅から徒歩約8分
  • 滞在時間:30〜45分
  • 支払方法:現金・カード両方可

赤峰街の小さなアクセサリーショップ――翌日もう一度戻った理由

赤峰街で見つけた小さなセレクトショップ「雲彩軒」。ウィンドウのハンドメイドアクセサリーに惹かれて足を止めました。翡翠色の天然石に刺繍が施されたピアス(NT$580)に惹かれましたが、迷ってその日は見送りにしました。

「台湾らしさ」と「大人の可愛さ」のちょうど真ん中。迷った気持ちごと、今は愛着になっています。

夜になってもピアスのことが頭から離れず、翌日戻って購入しました。一晩考えて「やっぱり欲しい」と思えたものだからこそ、帰国後も大切に使っています。

実際に購入したもの

天然石×刺繍のピアス:NT$580(約2,670円)
翡翠色の石に台湾らしい刺繍が施されたデザイン。一度見送ったけれど、翌日もう一度戻って購入。今では週2回は使っています。

赤峰街セレクトショップ|訪問メモ

  • エリア:台北市中山區赤峰街周辺
  • 価格帯:NT$500〜700が中心
  • 支払方法:現金推奨(小さな店舗が多いため)
  • 特徴:一点物のハンドメイドが中心。同じものは二度と手に入らない

カフェで過ごす”選ばない時間”――雑貨巡りの休息

3日目は「Plain Stationery, Homeware & Café」で休憩。台湾茶ラテ(NT$160)と季節のタルト(NT$150)を注文し、雑貨を眺めながら過ごす時間も旅の一部でした。

実際に注文したもの

  • 台湾茶ラテ:NT$160(約735円)
  • 季節のタルト:NT$150(約690円)
カフェ代合計:NT$310(約1,425円)

Plain Stationery|訪問メモ

  • 所在地:台北市中山區(正確な番地は要確認)
  • アクセス:MRT中山駅から徒歩約10分
  • 滞在時間:60分前後(ゆっくり過ごせる)
  • 支払方法:現金・カード両方可

台湾エコバッグは旅の必需品――実用性とデザイン性の両立

迪化街で台北101柄エコバッグ(NT$180)とパイナップルケーキ柄ミニバッグ(NT$130)を購入。生地がしっかりしていて普段使いに最適。帰国後「どこで買ったの?」とよく聞かれます。

軽いのに丈夫。旅の間も、帰国後も、出番が多い“いちばん働く雑貨”でした。

台湾雑貨は実用性とデザイン性を兼ね備えたアイテムが多く、お土産にもおすすめです。

実際に購入したもの

  1. 台北101柄エコバッグ:NT$180(約830円)
    カラフルで軽量。スーパーの買い物に使っています。
  2. パイナップルケーキ柄ミニバッグ:NT$130(約600円)
    小さめサイズで、ランチバッグとして活躍中。
エコバッグ合計:NT$310(約1,425円)

3日間でいくら使った?――リアルな予算と内訳

台北での雑貨巡り、結局いくら使ったのか。これは旅を計画する人にとって、一番知りたい情報だと思います。私の場合、総額はNT$5,415(エコバッグ込み)でした。

最初は「予算1万円くらいかな」と軽く考えていましたが、実際には茶器でしっかり予算を使い、結果的に2万円を超えました。でも、帰国後も毎日使っているものばかりなので、後悔は全くありません。

内訳

  • 茶器・茶葉:NT$3,470(約15,960円) ← 一番の出費だが満足度も最高
  • 文房具・雑貨:NT$545(約2,510円)
  • アクセサリー:NT$580(約2,670円)
  • カフェ代(雑貨店併設):NT$310(約1,425円)
  • エコバッグ類:NT$310(約1,425円) ← 迪化街の雑貨店で購入
  • 交通費:約NT$200(約920円) ← MRT利用

予算配分のコツ

最初の日は「偵察」のつもりで、本格的な購入は2日目から。3日目は「やっぱりあれ欲しい」と思ったときに戻る余裕を持つのがポイントです。

実際、赤峰街のピアスは一度見送った後、翌日もう一度足を運んで購入しました。こういう”考える時間”があると、衝動買いを防げるし、本当に欲しいものだけを選べます。

失敗から学んだこと――台北雑貨巡りの3つの教訓

台北の雑貨巡りで「気をつければよかった」と思った3つのポイントをまとめます。

  • 茶器は「使う頻度」で選ぶ
    大きな茶器セットに惹かれたが、小ぶりなサイズに変更して正解。毎日使えるサイズが一番の宝物になる。
  • 小さな店舗は現金オンリーが多い
    赤峰街でカードが使えず焦った経験から、常にNT$2,000程度の現金を持ち歩くように。朝のうちにATMで準備すると安心。
  • 割れ物は梱包方法を購入前に確認
    スーツケースの中央に配置し、衣類で二重にガード。「Fragile(壊れ物)」シールも活用して無事に持ち帰れた。

まとめ|台北雑貨巡りの本当の魅力は「暮らしに戻ってから」

台北の雑貨巡りは、単なる買い物ではなく、人との会話や文化の手触りまで含めた”旅そのもの”でした。そして一番の魅力は、帰国後にあります。

嶢陽茶行の茶器でお茶を淹れ、礼拝文房具のノートを開き、赤峰街のピアスを身につけるたびに、あの路地の空気がふっと戻ってきます。雑貨は、思い出を形にしてくれるだけでなく、日常を少しだけ優しくしてくれる存在になるはずです。

もし次に台北へ行くなら、予定を詰めすぎず、1エリアをじっくり歩いてみてください。焦って回るより、1つの店で店員さんと話し、じっくり選んだ雑貨のほうが、ずっと大切な宝物になります。

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