「台湾って野菜が豊富だけれど、粉ものが多くてアレルギー持ちにはハードルが高いのでは?」そんな不安を抱えつつ、私はグルテンアレルギーの姪っ子たちと、娘の花菜を連れて台湾へ行きました。
実際に現地で食事に困った経験もあり、今回は**「アレルギーがあっても安心して楽しめたビーガン台湾料理」**を、実体験ベースで徹底リサーチしてきました。
今回は、小麦を控えているグルテンアレルギーの姪っ子たちと、何でも食べたい食べ盛りの娘・花菜。食の条件が異なるメンバーで、安心して食べられる台北ごはんを探しました。
現地のスタッフや他のお客さんとの温かな交流を交えながら、私たちが「本当に安心できたお店」だけを厳選してご紹介します。
【お守りツール】店員さんに見せて使える「安心筆談メモ」
アレルギーがある旅で一番大切なのは、正しく伝えることです。発音が難しくても、この画面を店員さんに見せるだけで、ぐっと安心感が増します。ぜひスクリーンショットを撮って活用してください。
アレルギー・食事制限の筆談メモ
- 我不吃肉、蛋、奶(肉・卵・乳製品は食べません)
- 我對小麥過敏(小麦アレルギーがあります)
- 我對花生過敏(ピーナッツアレルギーがあります)
- 不含五葷(にんにく、ニラ、ねぎ等抜きでお願いします)
養心茶楼|出汁の深さに癒される精進料理
最初に向かったのは、松江南京駅から歩いてすぐの場所にある「養心茶楼」です。ビルの2階にあり、扉を開けた瞬間、木の香りと落ち着いた灯りに包まれました。
にぎやかな台北の街中にありながら、食事に集中できる静かな空気感が印象的でした。
店舗情報(訪問時点)
- 店名:養心茶楼
- 住所:台北市中山區松江路128號2樓(中山國中駅周辺)
- 電話:+886-2-2542-8828
- 営業時間:11:30〜14:30/17:30〜21:30(変更の可能性あり)
- 最寄駅:MRT 松江南京駅 8番出口から徒歩1〜2分
- 予算目安:1人 約600〜1,000元(約3,000〜5,000円)
※2025年5月訪問時の情報です
動物性不使用とは思えない「コク」の理由
特に印象に残ったのが、松子炒時蔬(松の実と青菜の炒め物)です。シャキッとした青菜の歯ごたえに、松の実の香ばしさが重なり、油っぽさは一切感じませんでした。
食べ盛りの娘・花菜も、グルテンアレルギーの姪っ子たちも、「これなら毎日でも食べられるね」と声をそろえていました。

「どうしてこんなにコクがあるんですか?」

「椎茸と昆布をじっくり煮出して、旨味を凝縮させているんですよ」
【実際に注文したグルテンフリーメニュー】
- 松子炒時蔬(小麦不使用を注文時に確認)
- 季節の青菜炒め(衣・小麦粉なし)
- 薬膳スープ(小麦不使用)
※アレルギー内容を伝えると、スタッフが丁寧に確認してくれました
※アレルギー対応は当日の仕入れや調理状況により異なる場合があります。
※必ず注文時に再確認してください。

寬心園|体調に合わせて選べる、やさしい薬膳精進
観光で歩き疲れ、少し体の冷えを感じていた夕方、「今日は、体をいたわるごはんにしよう」と自然に選んだのが寬心園でした。店内は柔らかな照明と静かな空気に包まれ、入った瞬間から気持ちが落ち着きます。
店舗情報(訪問時点)
- 店名:寬心園精緻蔬食料理(台北安和店)
- 住所:台北市大安區仁愛路四段345巷4弄51號
- 電話:(02)2721-8326
- 営業時間:11:30〜14:30/17:30〜21:30(変更の可能性あり)
- 最寄駅:MRT 忠孝敦化駅(4番出口)徒歩約3〜4分
- 支払い:現金・クレジットカード可(変更の可能性あり)
- 予算目安:1人 約500〜800元(約2,500〜4,000円)
※2025年5月訪問時の情報です。営業時間・価格・提供内容は変更される場合があります。
メインを選ぶだけ、体調に合わせて整う薬膳セット
寬心園では、メイン料理を選ぶと、前菜・スープ・副菜・デザートが付くセット形式です。体調やその日の気分に寄り添う構成になっているため、無理なくバランスの整った食事を楽しめます。
私たちは、冷えを感じていたこともあり、温かい料理を中心に選びました。
ひと口ごとに体がポカポカと温まり、時間の流れまでゆっくりと感じられる、自分たちをいたわるための大切な食事の時間になりました。
寬心園の基本セット内容
- 前菜:季節の野菜・果物を使った小皿
- スープ:薬膳ベースの滋養スープ
- 主菜:下記から1品を選択
- 副菜:日替わりの温菜・ご飯
- デザート:体に負担の少ない甘味
※主菜を選ぶと、他はセットで提供される形式でした
私たちが選んだ主菜(選択式)
- A:十全藥膳鍋(十種の生薬を使った薬膳スープ)
- B:タロイモのココナッツ煮込み(やさしい甘みの温菜)
※主菜は1人1品を選ぶ形式でした
グルテンを避けたい人でも選びやすかった理由
実際に確認・注文した内容
- 十全藥膳鍋:小麦・小麦粉不使用を注文時に確認
- 副菜・ご飯:衣やとろみがないものを選択
- スープ:とろみの有無を事前に確認
※不安な点はその場で確認すると、スタッフが丁寧に説明してくれました
※アレルギー対応は当日の仕入れ・調理状況により異なる場合があります。必ず注文時に最新情報をご確認ください。
慈心蔬食坊|路地裏で出会った、家庭のような精進料理
士林夜市のにぎわいを少し離れた路地で見つけたのが、慈心蔬食坊でした。看板も控えめで、観光客向けというより、地元の人が日常的に通うお店です。
扉を開けると、まるで親戚の家に招かれたような、あたたかな空気が流れていました。
店舗情報(訪問時点)
- 店名:慈心蔬食坊
- 住所:台北市士林區大東路15-32號(士林夜市周辺)
- 電話:記載なし(ローカル店)
- 営業時間:11:00〜20:00頃(早仕舞いあり)
- 最寄駅:MRT 劍潭駅 徒歩約7分
- 支払い:現金のみ
- 予算目安:1人 約120〜200元(約600〜1,000円)
※2025年5月訪問時の情報です。営業時間・内容は変更される場合があります。
気取らない味と、自然に生まれる会話
注文したのは、切り干し大根の食感が楽しいオムレツ風の料理と、発酵きゅうりの旨味が染みた炊き込みご飯です。派手さはありませんが、「毎日食べても飽きない味」という言葉がしっくりきます。
私たちが実際に食べたもの
- 切り干し大根のオムレツ風料理(衣なし)
- 発酵きゅうり入り炊き込みご飯
- 日替わり野菜のおかず数品
※いずれも注文時に「小麦を避けたい」と伝え、問題ない内容を確認しました
グルテンを避けたい人にとって安心だった点
安心できたポイント
- 料理提供前に「アレルギーは大丈夫?」と声をかけてくれた
- 衣や調味料について、分かる範囲で正直に説明してくれた
- 無理に「大丈夫」と言わず、確認が必要なものは教えてくれた
※ローカル店のため、アレルギー対応は日によって異なる場合があります。必ず注文時に再確認してください。
隣の席では、常連らしきおじいさんが「それ、体にいいからたくさん食べなさい」と声をかけてくれました。観光地のレストランでは味わえない、人の距離が近い、台湾の日常を感じられる時間でした。
慈心蔬食坊は、完璧な設備や表示があるお店ではありません。それでも、きちんと伝えれば耳を傾けてくれる、そんな人のやさしさに支えられた一軒でした。
発酵きゅうりの旨味が染みた炊き込みご飯
台湾で安心して食べられたビーガンレストランまとめ【3選】
私たちが訪れたお店を整理しました。旅の計画に合わせて選んでみてください。
| 店名 | エリア | グルテン配慮 | 価格帯 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 養心茶楼 | 松江南京 | ◯ 要事前相談 | $$$ | 最初の1軒目・安心重視 |
| 寬心園 | 忠孝敦化 | ◯ 相談しやすい | $$ | 体調を整えたい日 |
| 慈心蔬食坊 | 士林 | △ 口頭確認必須 | $ | ローカル体験重視 |
価格帯の目安:$=〜200元/$$=〜500元/$$$=600元以上
※アレルギー対応は訪問時の確認を前提としています
最初に台湾に行った時、食べ歩きは勿論、麺類が多く、アレルギーがある私は外食文化で毎日が外食なのに、こんなに粉物が多くて大丈夫だろうか。。。と不安になったのが鮮明な記憶です。
それから、食べ歩きでも、他の人達に気を遣わせなくても食べられるお店や、Foodを探しました。今では勿論、問題なく付き合えます。
旅のまとめ:制限ではなく“選べる”楽しさ
台湾料理は、肉や油の印象が強いと思われがちですが、今回の旅で出会ったのは、体にやさしく心まで整えてくれる、もうひとつの台湾の食文化でした。
アレルギーやビーガンという条件があっても、現地の工夫とやさしさに支えられ、安心して食事を楽しめる選択肢が確かにあります。
「次は台中や台南にも行ってみたいね」そう話しながら、私たちは次の旅を思い描いていました。あなたもぜひ、安心して味わえる台湾の旅を見つけてみてください。
※本記事は筆者が実際に訪れた時点の体験をもとに書いています。料金・営業時間・運行状況・各種サービス内容は変更される場合がありますので、おでかけの前に各施設の公式情報や台湾観光局(交通部観光署)公式サイトなどで最新情報をご確認ください。


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