初めて台北を訪れた時の、“あのワクワク感”が今でも忘れられません。観光地巡りももちろん楽しいけれど、私が密かに一番楽しみにしていたのは、現地スーパーでの宝探しです。
地元のお母さんたちに混ざって、“頂好”や“全聯”の棚を一つひとつ歩き、心惹かれる瓶詰めやレトルトパックを手に取る――そのドキドキは、旅のハイライトでした。

「ねえ、この瓶詰め、XO醤って書いてあるけど…美味しいのかな?」

「たしか中華料理で使う高級調味料だよ。実はこれ、日本のごはんとも相性いいんだって」
今回は「本場台湾のローカルスーパーで実際に私が買ったもの&美味しかったおかず」について、具体的な体験談を中心にまとめてみます。
特に、失敗も含めて“これぞ台湾!”と感じた味や、日本のキッチンで再現して大好評だったレシピも紹介ー観光ガイドには載っていない、リアルなスーパー体験をお土産にしたい方へ、私の思い出エピソードと一緒にお届けします。
現地スーパー&コンビニで出会える“台湾の食卓”
台湾のスーパーやコンビニでは、瓶詰め調味料やレトルトのおかずなど、ごはんに合うローカル食品が豊富。レジ横や冷蔵コーナー、レトルト棚をチェックするだけで、地元の暮らしが垣間見えます。

「コンビニの“おかず棚”にある真空パック、すごく気になって買ってみたの。梅菜肉(発酵白菜と豚肉の煮込み)がめちゃくちゃ白ごはんに合う!」
ちょっとした冒険心が、意外な美味しさと出会えるポイントです。マリエさんが笑顔で語ったその瞬間、Lulucoも思わず「わかる!」と頷きました。
スーパーでの「瓶詰め宝探し」は旅の楽しみ!
台北のスーパーでの買い物は、まるで“食の宝探し”。彩り豊かな棚の間を歩くと、見たこともない瓶詰めやソース類がずらりと並び、どれも試してみたくなります。観光地では味わえない「日常の台湾」に触れられる瞬間です。

「店内放送やPOPの文字が漢字ばかりで最初は戸惑うけど、“これ何だろう?”って考えながら買うのが逆に楽しいのよね」
特に瓶詰めコーナーには、“XO醤”や“豆鼓ソース”など、日本でもじわじわ話題のアイテムが所狭しと並びます。パッケージの写真や色、手書き風のラベルなどもユニークで、思わずパケ買いしてしまうのも納得です。

「思い切ってカゴに入れて試してみると、案外どれもハズレがなくてびっくり!“家でこう使ってみようかな”って妄想が膨らんじゃう(笑)」
初めてスーパーのレジで「これどう食べるの?」と聞いてみたら、お店のおばちゃんが笑顔でジェスチャーしてレシピを説明してくれたことや、ホテルのキッチンで“香りが強すぎてびっくり”した失敗談も…。
こうした小さな驚きや、現地の人とのやりとりも旅の醍醐味です。
ガチで自分にヒットしたごはんのお供・調味料リスト
食卓がもっと楽しくなる、ごはんのお供&調味料をを主婦目線で探してみました。
定番から話題の逸品まで、15の「これは買い!」を紹介します。
【辛うま系】
ちょい足しでごはんが進む!
・XO醤(海鮮ラー油)
現地で初めて瓶詰めを買った時、「そのままご飯にかけて大丈夫?」とドキドキしながら一口…濃厚なうまみとピリ辛がクセになり、気付けば旅の滞在中ほぼ毎日朝ごはんに。特に朝、市場で買った温かい豆腐にのせた瞬間の感動は今でも忘れられません。
・辣椒醤(唐辛子味噌)
唐辛子とにんにくがきいた定番系。野菜炒めに加えると、一気に“台湾の屋台味”に!
・沙茶醤(台湾サテソース)
友人宅の夕飯で“沙茶醤+豚肉炒め”をごちそうになり、あまりの美味しさに帰り道スーパーで即購入です。日本に持ち帰った後も、野菜炒めや焼きそばに混ぜるだけで一気に屋台気分。ピーナッツとスパイスの濃厚さで家族にも大好評!
【まろやか系】
日本人にもなじみやすい味
・豆鼓(発酵黒豆)入り調味料
旨味と塩味のバランスが絶妙。チャーハンに混ぜると風味がアップ。
・梅菜(漬け菜)ミックス
本場の“梅菜肉”パックを見つけて購入。帰国後に炊き込みご飯にアレンジしてみたところ、独特の発酵の香りと塩味が、炊き立てご飯と想像以上にマッチ。“日本のお漬物に飽きたらコレ!”と自信を持ってすすめたい一品です。
・干し大根入りふりかけ
レジ横で目に入った袋入りふりかけ。「これをおにぎりにしたらどうなる?」と好奇心で使ってみたら…ポリッとした食感と甘じょっぱい風味が、白ごはんに最高のアクセントに。冷たいお弁当でも味がしっかり残り、先日は友人にも小分けして大ウケでした。
【変わり種&パケ買い系】
見た目も味もお土産向き
・金鉱辣椒(ゴールドペッパー)シリーズ
SNS映えしそうな金色ボトルは、味のインパクトも抜群。現地の若い女性がカゴに数本入れているのを見て、思わず私もカゴへ。たこ焼きにかけてみたら意外にもピッタリで、家族に「これも台湾土産?」と感心されました。
・梅干しと甘い豆ペーストの合わせ調味料
不思議な組み合わせだけど、意外とクセになる。焼き餅に塗ったら美味しかった!
・素食(ビーガン)仕様のピリ辛ソース
ベジタリアンの旅仲間におすすめされたもの。肉なしなのに、豆や唐辛子の奥深いコクが病みつき。日本ではなかなか出会えない味で、豆腐料理にもアレンジしやすい印象です
現地で感じた“台湾食卓の雰囲気”再現アイディア
「持ち帰った調味料、どう使う?」そんな疑問をよく聞きますが、台湾の味って意外とシンプルで、ちょい足しや混ぜるだけでぐっと雰囲気が変わるんです。
今回は、Lulucoと友人マリエさんが実際に日本で試した“台湾っぽさを感じるアレンジレシピ”をご紹介します!
旅で出会ったあの味を、ふたりのキッチンでどう再現したのか。冷奴、チャーハン、焼き魚まで、日常ごはんをちょっと格上げする実例が満載です。
切るだけ・のせるだけ!“台湾ちょい足し”レシピ
・冷奴 × XO醤/豆鼓ソース
「えっこれだけでいいの!?」とマリエさんが驚いたのが、冷奴にXO醤をのせるだけの即席おつまみ。ピリッとした旨味が豆腐にしみて、まるで台北の屋台で出てきそうな一品になりました。

「ごま油を少し垂らすと、香りがぐんと引き立つの。白ワインにも合ってびっくり!」
・トースト × 梅菜ソース or ピーナッツ辣醤
意外な組み合わせが大ヒットだったのが朝食のトースト+梅菜。梅菜の塩気と発酵風味がクセになる味わい。ピーナッツ辣醤をのせれば、甘じょっぱいアジアンスプレッド風にも変身です。

「普通の朝食が一気に旅モードになるのよね(笑)忙しい朝でも気分が上がる!」
残りもの”が主役に変わる!炒めもの&ご飯系アレンジ
・チャーハン × 辣椒醤(ラージャオジャン)
冷蔵庫の残り野菜とご飯に辣椒醤を加えるだけで、本格台湾風チャーハンに。卵やちょっとした肉があれば十分な一品になりますよ。

「中華鍋じゃなくてもフライパンでOK。辛さも調整しやすくて便利!」
・茹で野菜 × 豆鼓ソースで“和え物”風
茹でたブロッコリーや小松菜に豆鼓ソースをちょい足しするだけで、甘辛な副菜に早変わり!ごまやナッツを加えると食感もアップします。

「お弁当のおかずにもぴったり。冷めても味がぼやけないのが嬉しい」
スーパーの冷蔵棚で見つけた“梅菜肉”を、温かい白ごはんにのせて
・白ごはん × 梅菜肉 or 豆鼓魚
コンビニで買った真空パックの**梅菜肉(発酵白菜と豚肉の煮込み)**や豆鼓魚を温めてご飯にのせるだけ。缶詰感覚で常備できるのも魅力です。

「夜食にもいいし、忙しい日の“手抜きに見えない手抜き”って感じ」
・ゆで卵 × XO醤 or 魚フレークソース
トーストにXO醤を薄く塗り、目玉焼きをのせれば、手軽にカフェ風ブランチになります。

「ホテルの朝食で出てきそうな味(笑)。ワンプレートに合う!」
お土産でも日常使いでも◎ 台湾調味料がうれしい理由
- 軽くて小さいパックが多いのでスーツケースでもかさばらない
- 空港・セブンイレブン・全家(ファミマ)など、どこでも買える便利さ
- ガラス瓶や真空パックのパッケージが可愛くてSNS映え!

「スーパーで買った瓶詰めのXO醤を、帰国してから友達に“どこで買ったの?”って聞かれたのが嬉しかったな」
ふたりが見つけた“台湾の味”は、キッチンからもう一度
台湾のスーパーで見つけた調味料やおかずは、帰国後の食卓でもう一度楽しめる「旅の思い出の種」。何気ない夕食に、屋台の熱気や市場のざわめきがよみがえり、ひとさじの味が異国の物語を語り出します。
「また行きたいね」と笑い合うその瞬間、旅は今も続いているのかもしれません。台湾で出会った味が、日常にそっと彩りを添えてくれます。
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