仕事と家事に追われる毎日、ふと「どこかで深呼吸したいな」と思い立ち、親友のマリエさんに連絡をしたのがきっかけでした。「週末だけでも海外でリセットできたら最高だよね」と意気投合し、2人で台北行きの航空券を即決です。
実際に計画から出発までのワクワク感や、出発前夜に荷造りしながら「明日から台北だね!」とLINEで盛り上がったエピソードも、今では大切な思い出です。
1日目午前|永康街でカフェと雑貨巡り
朝のフライトで台北松山空港に到着し、ホテルに荷物を預けて向かったのはMRT東門駅すぐの永康街。カフェや雑貨店がコンパクトに集まる、女子旅にぴったりのエリアです。
まず立ち寄ったのは、北欧風の温かみある空間「Fika Fika Cafe」です。世界大会で受賞歴のあるバリスタが淹れるコーヒーは香り高く、旅のスイッチをゆっくりとONにしてくれます。店内は広めで、ベビーカーや車椅子でも安心して利用できます。

「このハンドドリップコーヒーとふわふわのシフォンケーキの香りと空気が、心も身体もリラックスさせてくれるね。旅に来たって実感する」
ポイント
- 永康街は午前中が比較的空いており、ゆったり散策できます。
- 「Fika Fika Cafe」や庭園付きの「青田七六」など、落ち着いて過ごせるカフェが点在。
- 観光名所や駅から徒歩圏内で、短時間でも効率よく回れます。
- 平日は混雑が少なく、写真撮影にもおすすめ。
ランチ|本場の小籠包はやっぱり鼎泰豊!
念願の鼎泰豊本店でランチ。平日午前11時前に到着すると、すでに行列ができていましたが、整理券の順番をスマホで確認しながら近くの雑貨屋で時間をつぶすことができ、待ち時間も快適でした。
店内ではスタッフが日本語で丁寧にメニューを説明してくれ、安心して注文できました。小籠包を頬張ると熱々のスープが口に広がり、「これぞ本場の味!」と感動しました。
皮の薄さと具のジューシーさは、何個でも食べたくなる軽さ。酸辣湯や青菜炒めを組み合わせると、味のバランスがより引き立ちます。清潔感ある店内と活気ある厨房の雰囲気も、食事の満足感をさらに高めてくれました。
ポイント
- 平日は開店前に到着すると比較的スムーズに入店可能。
- 日本語メニュー&丁寧な接客で初めてでも安心。
- 蒸したて小籠包は薄皮&旨みスープが絶品。
午後|華山1914文化創意産業園区でアート散歩
午後はレンガ造りの建物が並ぶ「華山1914文化創意産業園区」へ。酒造工場跡をリノベーションした広い敷地には、アート展示、雑貨店、カフェが点在しています。
展示を覗いたり、週末限定のマーケットでアクセサリーを選んだり。ベンチでハーブティーを飲みながらライブ演奏を楽しむひとときは、台北らしいのんびりとした時間でした。
レンガ壁や緑に囲まれた中庭は写真映えも抜群で、季節ごとの花やイベント装飾が旅の記録を彩ります。日陰が多いので夏でも歩きやすく、夕方の柔らかな光の時間帯は特におすすめです。
ポイント
- 酒造工場跡を活用したアート&カルチャースポットで雰囲気抜群。
- 週末はマーケットやライブなどイベントも多く、滞在時間を長く取るのがおすすめ。
- 通路が広く段差も少ないため、車椅子やベビーカーでも安心して散策可能。
- 最寄駅から徒歩5分とアクセス良好で、他の観光地との組み合わせもしやすい。
夜|中山エリアのホテルでリラックスステイ
宿泊は「Aloft Taipei Zhongshan」に予約していました。バリアフリー対応ルームは広いバスルームや手すり、シャワーチェアが備わり、足の不自由な方でも快適に過ごせます。
夜は近くの食堂で薬膳スープとお粥をテイクアウトしてみました。湯気とともに立ち上る香りに包まれ、旅の疲れがじんわり癒されました。
徒歩圏内には深夜まで営業するカフェやコンビニも多く、夜の散歩ついでにお土産探しも楽しめます。アクセス面でも台北駅や主要観光地への移動がスムーズで、短い滞在でも効率よく観光できる拠点エリアです。

「いつも台湾へ来たら外食がほとんどだけど、こうやってテイクアウトして部屋でまったりごはんも良いね、最高…」

「1日がほんとにあっという間だったね」
💡 ポイント
- 中山エリアは飲食店が多く、ホテルから徒歩圏内で食事が完結。
- アクセシブルルームを備えたホテルが多く、安心して選べます。
- 台北駅や主要観光地へのアクセスが良く、移動時間を短縮可能。
- 夜遅くまで営業するカフェやコンビニも多く、夜の散歩にも最適。
2日目朝|龍山寺で心を整える
翌朝は少し早起きして龍山寺へ。澄んだ空気とお香の香りに包まれ、地元の方々と一緒に静かに参拝します。火のついた線香を手に、教えてもらった通りに時計回りでお参りすると、不思議と心が落ち着きました。
境内は段差が少なく、車椅子や高齢者でも安心して歩けます。朝6〜8時は参拝者が少なく、静かな時間を過ごせる穴場です。
参拝後は、境内脇の茶屋で軽くお茶を飲んでから、徒歩で迪化街へ向かうのもおすすめです。移動の途中で地元市場を覗くと、朝の台北の活気を感じられます。

「心まで癒される場所ね」

「ほんと、言葉がいらないってこういうことだね」
💡 ポイント
- 朝6〜8時は参拝者が少なく、境内の静けさと澄んだ空気をゆっくり味わえます。
- 地元の方に倣って時計回りに参拝すると自然に流れに乗れ、安心して回れます。
- お香は本堂前で購入可(10〜20元程度)。火の扱いに不安があれば係員が手助けしてくれます。
- 段差が少なく、車椅子や高齢者でもアクセスしやすい設計。
- 参拝後は徒歩圏内の迪化街へ移動すれば、効率よく観光できます。
午前|迪化街でマンゴーかき氷&レトロ散歩
龍山寺から歩くこと約10分、レンガ造りの古い建物が並ぶ迪化街に到着。漢方薬店や乾物屋が軒を連ね、香ばしい匂いとレトロな景色に足を止めたくなります。
目的地は行列の絶えない「冰讃」。ふわふわの氷の上に、カットしたての完熟マンゴーがたっぷりとはいっています。口に運ぶと、果実そのものを食べているような濃厚な甘みと香りが広がりました。
夏季限定なので、時期が合えばぜひ味わいたい一品。かき氷の後は周辺の雑貨店巡りも楽しく、台北らしいお土産探しにぴったりのエリアです。

「これだけで台北に来た価値があるね」
日本でもフルーツたっぷりのかき氷が増えていますが、台湾では「果物が主役」です。冷凍ではない台湾産マンゴーの甘さと香りは格別で、濃厚な風味、まるで果実そのものを食べているような満足感でです。

「氷は甘さ控えめで軽やか〜これは、デザートじゃなくて一皿の果実体験でした!」
🍧迪化街で味わいたい!おすすめかき氷店まとめ
店名 | 公式SNS | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|---|
冰讃 (ビンザン) |
完熟マンゴー+雪のような氷。4〜10月限定、地元民も行列。 | 約150〜200元 | |
夏樹甜品 (シャーシュー) |
杏仁豆腐雪花氷が人気。まろやかで癖のない甘さが魅力。 | 約150〜160元 | |
悠哉呷氷 (Touch Mango) |
季節ごとのフルーツ氷。マンゴー終了後も別果物で楽しめる。 | 約190元 | |
朱記 杏仁豆腐店 |
素朴な杏仁氷。豆腐のなめらかさとミルク氷の相性◎ | 約150元〜 |
まとめ|1泊2日でも、心も体も満たされる女子旅を
短い日程でも、台北は美味しい食事と心地よい空間がギュッと詰まった街でした。永康街のカフェ、小籠包の名店、文化散歩、そして朝の祈りとマンゴー氷——どれも旅の記憶を鮮やかに彩ってくれました。
実際に歩いて、食べて、感じた台北は、想像以上に心に残るものばかりです。普段の生活では味わえない発見や、友人との何気ない会話、現地の人の温かな笑顔が、旅をより特別なものにしてくれました。
「また来たいね」と自然に言葉がこぼれた瞬間、次に訪れる季節をもう思い描いていました。日常から少し離れ、自分を整えるような時間はとても貴重——そんな旅が、また次のエネルギーになっていくのだと思います。
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