山と海を一度に楽しむ!基隆・和平島の冒険|自然と歴史が交差する家族旅

自然とアウトドアアクティビティ

※この記事は、2025年7月10日に基隆・和平島を訪れたときの体験をもとに作成しています。

台湾北部に位置する基隆・和平島は、海の絶景と港町の温もりが交差する場所。今回は大学生の娘・花菜と大学院生の息子・りゅうと私の3人で、大地が描くアートを体験してきました。

台北からのアクセスや、現地で役立った「歩き方のコツ」を実体験ベースでお届けします。

基隆・和平島への誘い|台北から1時間で行ける「大地の美術館」

朝7時半、ホテルの窓から流れ込む台湾の爽やかな空気に、今日が特別な一日になる予感がしました。「なんで基隆に行くの?」と聞く花菜に、地質学好きのりゅうが「ずっと実物を見たかった奇岩があるんだよ」と目を輝かせます。

台北から電車で約45分の港町・基隆は、豊かな海鮮市場と、長い年月が作り上げた和平島公園の奇岩景観で知られています。自然の造形美と歴史が重なるこの場所は、写真好きから知識欲旺盛な大人まで楽しめる、まさに「大地の美術館」です。

台北から基隆・和平島への行き方と基本情報

基隆駅に到着したら、まずは駅前のバス乗り場へ向かいます。

バス移動のコツとアクセス

駅を出てすぐ左手にある歩道橋を渡り、ファミリーマート前のバス停から「101」または「102」番のバスに乗車します。わずか15分ほどの道のりですが、車窓から港の風景が広がり、旅の気分を高めてくれます。

アクセスの要点(迷わないためのメモ)
  • 運賃:大人15元(悠遊カードが便利。駅前のコンビニでチャージを済ませておくとスムーズです)
  • 降車:「和平島公園」バス停

開園時間と入場料

和平島公園は8:00から営業しています。

和平島公園|料金・混雑の目安(2025年7月時点)
  • 入場料:大人80元、学生40元(身分証明提示)
  • ひとこと:午前中は比較的空いており、静かに景色を楽しみたいなら早めの到着がおすすめです。

港町・基隆で見つけた「笑顔のバトン」|地元のおじいさんとの交流

駅前でバス停を探していると、潮の香りと共に地元のおじいさんが声をかけてくれました。

カモメの鳴き声と市場の活気が混ざり合う中、「和平島は私の孫も大好きな場所だよ」とスマホの家族写真を見せてくれる笑顔に、初めての土地での不安がすっと消えていきました。

花菜が「謝謝」とお礼を言うと、おじいさんの表情がふっと柔らかくなります。 「日本から来たのかい?遠いところをよく来たね」 りゅうのたどたどしくも丁寧な中国語に応えてくれる温かなやり取りがありました。

短い会話でしたが、この町を好きになるには十分すぎる出会いでした。

和平島公園を歩く|自然が描いた黄金色の奇岩アート

ゲートをくぐると、視界いっぱいに黄金色の岩肌と透き通った青い海が広がります。遊歩道を一歩踏み出すごとに岩の形が変わり、大地が描いた巨大なアート作品の中を歩いているような感覚に陥ります。

兄妹で学ぶ「地質の小さな授業」

ここで、りゅうの知識が光りました。花菜が不思議そうに眺める岩の穴について、彼は実体験を交えて解説してくれます。

「これは砂岩が波と風で長い年月をかけて削られた『海蝕作用』の跡なんだよ。表面のざらつきは、海水と砂が研磨した証拠。野柳地質公園も有名だけど、ここはより波の力を間近に感じられるのが面白いんだ」

ただの「変わった形の岩」が、彼の言葉によって「生きてきた歴史」へと変わります。かつては面倒がっていた兄が、妹に丁寧に教える姿に、旅を通じた子どもの成長を感じずにはいられませんでした。

女王の頭・千畳敷の絶景ポイント

さらに進むと、有名な「女王の頭」や「千畳敷」が姿を現します。黄金色の岩肌と青い海のコントラストは、どの角度からシャッターを切っても絵になります。潮風に包まれ、時間の流れがゆるやかになっていく贅沢なひとときです。

海蝕洞の冒険|家族で支え合い、暗闇の先に見えた海

遊歩道の影にひっそりと口を開ける海蝕洞。入口からは涼しい風が吹き込み、奥からは波が反響する鈍い音が響きます。「ちょっと怖いかも」と足を止める花菜に、りゅうが「俺の後ろについてきて」と先導します。

海蝕洞を歩くためのアドバイス

洞窟内は暗く、足元は濡れて滑りやすいため、以下の準備があると安心です。

海蝕洞を安全に歩くコツ
  • :滑りにくい運動靴が必須
  • 照明:スマホのライトを活用
  • 時間:片道5分ほど(急がずゆっくりでOK)

暗闇を抜けた先に広がる、切り取られたような青い海の美しさは、家族で支え合って進んだからこそ得られた特別なご褒美でした。

奇岩景観での国際交流|景色と笑顔がつないだ瞬間

海沿いの遊歩道を抜けると、視界いっぱいに広がるのは奇妙な形の岩々と、青くきらめく海。波が打ち寄せるたび岩肌に白い飛沫が舞い、まるで自然が生きているかのように見えます。

その絶景を背景に、世界中から来た旅行者たちがカメラを構えていました。私たちのすぐ横でも台湾の家族が笑顔で記念撮影をしていて、その様子がとても微笑ましかったです。

ふと目が合い、互いに軽く会釈をすると、不思議と距離が縮まったように感じました。ここでは言葉よりも景色と笑顔が、国境を越えて心をつないでくれるのだと思います。

台湾の家族との写真交換と笑顔のつながり

同じ景色に「わあ!」と感嘆する表情は万国共通です。りゅうが「写真撮りましょうか?」と英語で声をかけ、お互いの家族写真を撮り合うと、笑顔の輪が広がりました。

言葉を超えて通じ合う瞬間の魅力

花菜と台湾の娘さんは身振り手振りで楽しそうに会話。言葉の壁を感じさせないやり取りに、旅先での人とのつながりの力を改めて実感しました。

潮風のごちそう|港町のおばあちゃんが振る舞う新鮮魚料理

海沿いを歩き、心地よい疲れを感じ始めた頃、醤油やニンニクの香ばしい匂いに誘われて一軒の地元食堂へ。店先には今朝揚がったばかりの魚や貝が並び、港町ならではの活気に溢れていました。

店主のおばあちゃんが教えてくれた「家族の時間」

「今朝獲れたばかりだよ」と、店主のおばあちゃんが笑顔で運んでくれた魚定食。絶妙な塩加減で焼き上げられた魚は、口の中で素材の旨味がじゅわっと広がります。

その美味しさに花菜が「おいしい!」と思わず声を弾ませると、おばあちゃんは目を細めて優しく笑いました。「家族で一緒にご飯を食べる時間は、一生の宝物よ。遠くからよく来たね」という温かい言葉をかけてくれました。

その一言が、料理の味をいっそう深く、忘れられないものにしてくれました。

和平島周辺でのランチを120%楽しむコツ

港町の食堂は、独自のルールや時間帯の癖を知っておくとよりスムーズに楽しめます。

  • 11時台の入店がベスト:12時を過ぎると一気に満席になります。早めが安心です。
  • 「本日の魚」を指差し注文:店先の氷の上の魚を指差すのが、通の頼み方。
  • お会計は「現金」を準備:ローカル店ではカード不可が多いのでご注意ください。

【完全攻略】失敗しないための現地Q&A

和平島は「景色が良い」だけでなく、足元・風・日差しで体感が大きく変わる場所でした。最後に、実際に歩いて分かった“つまずきやすいポイント”をまとめます。

Q:どんな服装がいい? A:岩場や洞窟は滑りやすいため、サンダルより運動靴がベスト。海風が強いので、夏でも薄手の羽織りがあると安心です。

Q:日差し対策は? A:遮るものがない場所が多いため、帽子とサングラス、こまめな水分補給は必須です。

Q:バスで迷わないためには? A:基隆駅前のファミリーマートを目印にしてください。事前に悠遊カード(ICカード)のチャージを確認しておくのがコツです。

まとめ|大地の造形美と、港町のやさしさ

一日の旅を終えて振り返ると、心に残ったのは絶景だけではありません。

潮風の中で聞いた波の音、りゅうが語る地質の物語、そして駅前のおじいさんの手の温もり。それらすべてが、基隆・和平島という場所を、私たち家族にとって忘れられない地にしてくれました。

これから訪れる方には、ぜひ朝一番の澄んだ空気の中で、この「大地の息吹」を体感してほしいと思います。

旅行のポイントまとめ

  • アクセス:台北から電車(45分)+バス(15分)

  • 所要時間:半日〜1日(ゆったり巡るのがおすすめ)

  • ベストシーズン:春、初夏、秋

あわせて読みたい|台湾の「大地と癒やし」を感じる場所

和平島の奇岩に心を動かされた方には、台湾各地に点在する自然の造形美スポットもおすすめです。歩いて、眺めて、静かに心が整う場所を集めました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました