観光地より断然おすすめ！台湾のスーパーで買えるリアルに嬉しいお土産リスト

旅行へ行くと、私は必ず地元の人が通うスーパーに行きます。買うものがなくても行きます。それはスーパーが地域の食文化を一番反映していて面白いからです。スーパーには沢山の宝があります。滞在中に購入し試しながら、これは！と思うものをお土産にするようにしています。

今回は娘、花菜との親子2人旅で、観光地でよく見る“ザ・お土産”ではなく、現地のスーパーで見つけた「これは旅のお守りになる」と感じたものばかりです。体調の変化に悩んだり、疲れた身体を癒やしたり、日常に戻っても「台湾がそばにいる」と思える、そんなリアルな品を紹介します。

山芋・黒米・雑穀ブレンド粉末｜“整う朝”をくれた魔法のパウダー

旅先でありがちな“神経性の便秘”、私の場合も例外ではありませんでした。特に食べ過ぎた夜市の翌朝は、お腹が重く感じてしまいます。

そんな時、カルフールで目に飛び込んできたのが、袋入りの健康粉末でした。「山芋」「黒米」「雑穀」の文字が並び、棚には穏やかな色のパッケージがずらりと並んでいます。
雑穀が大好きということもあり、惹かれて一袋手に取り、ホテルのポットでお湯に溶かして飲んでみました。

Luluco

「これ物凄く良いかも！トロッとしていてとても腹持ち良いし、素朴な味が美味しい!!」

とろりとした口当たり、ほんのり甘くて香ばしい風味で、飲み終える頃にはお腹が少し軽くなっていました。
体が“ほっ”と緩むのを感じて、すぐにスーパーに戻り追加で数袋を購入したほどです。一袋に20〜30袋入っているんですが、種類が豊富で、滞在中に全種類飲んでみたくなりました。

飲み続けて感じた変化

旅行中、歩き疲れてむくみがちだった脚も、神経性便秘もすっきりです。さらに夜も熟睡でき、翌朝からは身体が軽く感じられました。
帰国後、置き換えダイエットに使っている友人に渡したところ、「これ、腹持ちよすぎて間食減った！」と、大変喜ばれました。

香りを持ち帰る金柑茶｜カフェのひとときに感じた癒しの記憶

台北の街歩きに少し疲れた午後、静かな裏通りの漢方茶カフェに立ち寄りました。扉を開けた瞬間、ふわりと立ち上る香りに、思わず深呼吸しました。
そのとき「お疲れでしたら、どうぞ」と差し出されたのが、金柑茶でした。甘酸っぱさの中に、生姜のぬくもりがあります。
ひと口ふくんだ瞬間、旅の中盤で訪れたスパの癒しがよみがえります。湯気、静かな音楽、身体がゆるむあの感覚──香りが記憶をやさしくつなげてくれました。

親子で味わう、心に灯るぬくもり

「このお茶、なんて美味しいんだろう」そう言って花菜が目を細め、そっとカップを包み込みました。その姿を見て、私もふと笑みがこぼれます。

湯気の向こうで微笑む花菜の顔が、まるで柔らかな光に包まれているようで、心の奥にまで、ぽっと小さな灯りがともりました。

無加糖の乾燥フルーツ｜自然の甘さに感動した“朝ごはん革命”

ドライフルーツが大好きな私と花菜は、台湾のスーパーマーケットへ行くと毎回、宝探しのように掘り出し物を探します。
果物コーナーの隣に並んだ色とりどりの乾燥フルーツが並んでいて、その棚を覗き込んだ瞬間、私たちは思わず声を上げました。

驚いたのはその種類の多さだけではありません。袋の裏を見ると「砂糖不使用」「無添加」としっかり書かれていたのです。

花菜

「ほんとに砂糖入ってないのに、こんなに甘いの？」

Luluco

「素朴な甘さでいくらでも食べたくなるわね」

噛むほどに広がる“果実そのまま”の味わい

ホテルでの朝ごはん代わりに試したのは、パイナップルのドライチップです。噛むほどに自然な酸味と甘さが広がり、しっかりとした噛み応えがあり、満足感も十分あります。
ヨーグルトに入れても、優しい甘みがちょうどよく溶け込みます。グァバやマンゴーは少しねっとりとした食感で、まるで果実そのものをゆっくり味わっているような感触です。
砂糖漬けでは出せない、素朴で濃厚な自然の味わいがギュッと詰まっていて、まるでデザートのようでした。

旅の延長で“朝の習慣”に変わった

私にとっては、ヨーグルトに入れる朝のエネルギーチャージです。花菜にとっては、おやつ代わりにバッグへ忍ばせる“台湾の味のしおり”になりました。

移動中のバスの中で口にするだけでも、不思議とリラックスでき、余計な間食も減らせたのが嬉しい誤算でした。

そして帰国後、この無加糖フルーツはおばあちゃんや友人にも大好評です。年齢を問わず喜ばれる“やさしいおやつ”として、我が家の定番になりました。

スーパー版パイナップルケーキ｜素朴さが心を打つ

地元スーパーで見つけたパイナップルケーキの個包装パックです。観光地でよく見る高級感ある箱入りとは違い、パッケージも素朴で派手さはありません。
それでも、私はこのスーパー版パイナップルケーキのファンです。サクッと軽やかな生地の中から、甘酸っぱいパイナップル餡がふわっと広がります。
花菜も思わず目を丸くして、ひとつぺろりと完食しました。

花菜

「これ、メッチャ好きかも〜!!美味しい!!」

素朴なのに、心を満たす甘酸っぱさ

高級なものではないけれど、噛むほどに台湾のやさしさが、にじむ味です。市場の空気や人の温もりまで感じられるようで、口にするたびに心がふっとゆるむのです。

帰国後、このケーキをお裾分けした友人から「どこで買ったの？これ、もっと食べたい！」とメッセージが届きました。

旅先で出会った味が、帰国後の会話を生み出してくれる──それこそが、パイナップルケーキの真の魅力なのかもしれません。

黒糖生姜茶のブロックタイプ｜体の芯から“じんわり温まる”お土産

花菜とスパの待合室で出された一杯のお茶です。それが、黒糖と生姜をブレンドした温かい“黒糖生姜茶”との出会いでした。

湯気とともに漂う甘くスパイシーな香りーーひと口飲むと、身体がふわっと緩み、心までもほぐれていくような心地よさが広がります。
その瞬間、「この味を家でも楽しみたい」と思いました。

スーパーで見つけた“体に効くブロックタイプ”

帰り道のスーパーで、迷わず手に取ったのが“黒糖生姜茶”のブロックタイプです。個包装になっていて、お湯を注ぐだけでとろっと甘く、ほんのりスパイシーな香りが部屋いっぱいに広がります。

花菜

「乾燥する時や、声が出ない時、咳が出る時によく黒糖水を飲んでたけど、
これはまたちょっと違うね。生姜だけじゃないスパイシーさが美味しい！」

生姜の温もりに黒糖のやさしい甘さが加わり、まさに“台湾の癒し”が詰まったような一杯でした。

我が家の“じんわり習慣”に

帰国後、肌寒い朝や夜、少し疲れを感じたときにこのお茶を淹れると、旅の記憶がふわっと蘇ってきます。

冷え性の私にとっては、体の芯から温まる“効くお土産”。花菜も生理前の体調がすぐれないとき、
「これ飲みたい」と言うことが増えました。

今では、家族みんなの“お守りドリンク”として、常にキッチンに置いておく我が家の定番アイテムになっています。

【まとめ】 旅先のスーパーは、宝の宝庫

紫山薬黒米仁を飲むたびに思い出す朝の静けさを帰国後も毎日感じています。

そして夜、お風呂から出て、金柑茶の湯気からよみがえる癒しの時間でリラックスタイム、肌寒い夜、黒糖生姜で心身ともに思い出も温まります。

「旅の思い出を、ふだんの生活にそっとしのばせたい」 そんな人にとって、スーパーで買えるお土産は最強の味方です。次の台湾旅では、また違う棚の前で迷う自分がいることでしょう。その瞬間も、きっと、旅の一部なんです。

ぜひ、あなたもスーパーマーケットで普段の生活に溶け込む、”あなたの宝物”を見つけてくださいね。