台北で体調不良と財布紛失|実際に使った病院・保険・MRTサポートの全記録

台湾旅行ガイド

「最近、仕事ばかりで全然休めていないね」娘の花菜がぽつりと言ったその一言がきっかけで、親子2人の台北旅行を計画しました。 台湾は何度も訪れている国ですが、今回は「気軽に、短く、無理のない旅」を意識しての出発でした。

ところが台北2日目、体調不良と財布の紛失という、予想していなかったトラブルが続けて起こります。

この記事では

海外で体調を崩したときの現実的な対処フロー、台湾の医療・交通サポートで実際に使えたもの、海外旅行保険が役立つ瞬間と事前確認のポイント、そして財布など貴重品を落としたときのMRTでの対応方法まで、「どうすれば同じ場面で動けるか」を軸にまとめています。

体調トラブルで動けなくなったときの対応

旅先では、少しの無理が体調に大きく影響することがあります。特に湿度が高く、歩く距離も長くなりがちな台北では、「まだ大丈夫」と思っていた体が、急に限界を迎えることも珍しくありません。 このとき重要だったのは、原因を考える前に、いったん立ち止まる判断ができるかどうかでした。

中正紀念堂で起きた体調不良

到着直後に訪れた中正紀念堂。写真を撮ろうとスマホを構えた瞬間、視界がすっと白くぼやけ、足元がふわふわと浮くような感覚に変わりました。反射的に花菜の腕を掴み、そのままベンチのそばにしゃがみ込みました。

汗が出ているのに手先は冷たく、耳の奥では心臓の音だけがやけに大きく響いていました。

花菜
花菜
「お母さん、今日はもう戻ろう。無理しなくていいよ」

近くにいた女性が「Hotel?」と声をかけ、スマホで行き先を運転手に伝えてくれました。言葉の壁があっても自然と助けてくれる、台湾の温かさを実感した瞬間でした。

台湾の病院で受診した実際の流れ

海外で体調を崩したとき、「何を持っていれば大丈夫なのか」「誰に頼ればいいのか」は、その場になって初めて不安になります。台北で実際に受診して感じたのは、準備が整っているだけで、落ち着いて行動できるということでした。

ホテルと病院でのサポート

ホテルのフロントは冷たいおしぼりと水を差し出し、症状を中国語でメモに書いてくれました。

「頭暈(めまい)」「無法站立(立てない)」「需要休息(休息が必要)」といった短い言葉が並んだそのメモが、その後の病院受付や診察で大きな助けになりました。

フロントスタッフが病院に電話をかけ、「日本人の旅行者が体調不良で向かいます」と事前に伝えてくれたおかげで、到着時には受付で日本語が話せるスタッフが待っていてくれました。

受付では名前とパスポート番号を確認され、海外旅行保険の証券コピーを提示しました。スタッフは慣れた様子で手続きを進め、私は待合室で短時間待つよう案内されました。

診察室で実際に聞かれたこと

診察室では、長い説明は求められませんでした。体調が悪い状態でも答えられるよう、質問はとてもシンプルでした。

実際に確認された内容(私の体験)

  • いつから症状が出たか(朝から/急に)
  • 主な症状(めまい・頭が重い・立っていられない)
  • 発熱や吐き気の有無
  • 水分は取れているか
  • 持病・常用薬・アレルギーの有無

私は「昨夜ほとんど眠れていないこと」と「湿度の高い中を歩き続けたこと」を伝えました。先生はそれを聞くと、「まずは休むこと、水分を取ることが大切」と、ゆっくりした口調で説明してくれました。

血圧と体温を測り、目の動きや反射を確認した後、「軽い熱中症と疲労です。薬を出しますので、今日はホテルでゆっくり休んでください」と診断されました。 専門用語が分からなくても、短い言葉で状況を伝えれば十分だったことが、精神的にとても楽でした。

持って行って本当に必要だった3点

海外旅行保険のキャッシュレス診療を利用でき、支払いは不要でした。持っていったのは、たったの3つです。事前に揃えておいたことで、判断に迷わず動けました。

  • パスポート 受付で身分確認のために必要でした。原本を持参し、写真ページを提示しました。
  • 海外旅行保険証書(コピー) 保険会社名、証券番号、サポートデスクの電話番号が記載されたページをコピーして持参しました。これがあるだけで、受付での手続きが驚くほどスムーズでした。
  • スマホ(翻訳アプリとホテル情報) 翻訳アプリをすぐ出せる状態に。ホテル名と住所(中国語表記)のスクショも、移動時に役立ちました。

言葉が通じないときに役立ったフレーズ

体調が悪いときは、スマホに表示して見せるだけでも十分伝わりました。私が使ったのは「頭暈(トウユン)=めまい」「我想去醫院(病院に行きたい)」の2つだけです。

海外旅行保険が役立った瞬間

もし保険に入っていなかったら、この金額を現地で支払う必要がありました。台湾の医療費は日本より安価と言われますが、それでも急な出費は旅程に影響します。 今回、事前に「キャッシュレス診療」の対応を確認していたことが、本当に助けになりました。

キャッシュレス診療の安心感

受付で「診察はこれで終わりです、お支払いは不要ですよ」と言われ、本当に財布を出すことなく病院を後にしました。キャッシュレス診療の安心感は想像以上でした。

実際にかかった診療費(参考)

  • 初診料:約1,500円
  • 診察料:約2,000円
  • 処方薬(3日分):約1,000円
  • 合計:約4,500円(キャッシュレスのため実質0円)

病院を出る際、受付で「診療明細書」を受け取りました。これは帰国後に保険会社に提出するものではなく、「こういう内容で保険会社に請求しました」という記録です。特に手続きは不要で、念のため保管しておく程度で問題ありませんでした。

処方された薬と、その後の体調

処方されたのは、めまいを抑える薬と胃薬、そして水分補給を促す経口補水塩のパウダーでした。

ホテルに戻り、すぐに1回目を服用。横になって2時間ほど眠ると、起きたときには頭の重さがずいぶん軽くなっていました。

花菜
花菜
「お母さん、顔色よくなったよ」

花菜の一声で、ようやく安心できた気がします。その日の夕方には、ホテル近くのコンビニまで歩けるくらいに回復。翌朝には普通に朝食が食べられるまでになりました。

早めの受診が旅を救った

「まだ大丈夫」と我慢せず、素直に助けを求めたことが、結果的に旅を続けられる理由になりました。

私が実際に受診した病院(台北)

私は馬偕記念医院(Mackay Memorial Hospital)を受診しました。中山区・MRT「双連駅」の目の前にあり、中山エリアのホテルからも移動しやすい大病院です。救急外来の体制が整っており、急な体調不良の受け入れに強い印象がありました。

🏥 馬偕記念医院(Mackay Memorial Hospital)※実際に利用
  • 📍 住所:台北市中山區中山北路二段92號
  • 📞 電話:+886-2-2543-3535
  • 🗣 日本語:国際医療センターに日本語対応スタッフが在籍(夜間救急は翻訳アプリ併用の場合あり)
  • 🗺 地図Googleマップで場所を確認
  • 🌐 公式公式サイト

財布を落とした!そのときMRTでとった行動

MRTで移動中、ふと違和感がありました。バッグの中を探しても、財布が見当たりません。

Luluco
Luluco
「……あれ、財布がない。」

血の気が引く感覚のまま、次の忠孝復興駅で下車しました。

改札で伝えたことと、駅員さんの対応

改札の駅員さんに英語で状況を説明しました。するとすぐに「日本語できるスタッフを呼ぶね」と声をかけてくれました。ほっとしたものの、心臓はバクバクです。 数分後、流暢な日本語を話す職員さんが到着し、落ち着いた声で確認してくれました。

MRTで財布紛失を相談するとき、まず聞かれる3点(ここが超重要)

  • いつ乗車したか(だいたいの時間)
  • どの路線・どの車両か(覚えていなければ「何駅→何駅」でもOK)
  • 最後に財布を見たタイミング(改札/車内/降車後 など)

この3点を押さえるだけで、駅員さんの動きが一気に速くなり、こちらも落ち着きを取り戻せました。

見つかるまでの1時間|何をして過ごしたか

駅員さんが無線で確認を取っている間、私たちは構内のベンチに座って待ちました。 花菜が「お母さん、さっき撮った写真、財布映ってないか見てみよう」と提案してくれました。スマホの写真フォルダを遡ると、台北101近くのカフェで会計をしている写真が見つかりました。

花菜
花菜
「ここでは確実に持ってたね。じゃあその後、MRTに乗る前に確認した?」
Luluco
Luluco
「……してない」

そんなやりとりをしながら、記憶を辿る作業が少しずつ気持ちを落ち着かせてくれました。

駅員さんは何度も戻ってきて、「まだ確認中です、もう少しお待ちください」と声をかけてくれました。その丁寧な対応が、不安を和らげてくれました。

約50分後、財布が戻ってきた瞬間

駅員
駅員
「これですよね」

「あった」と口にした瞬間、涙が出そうになりました。中身も含め、すべてそのままの状態でした。対応は終始落ち着いており、状況確認から返却までがとてもスムーズだったことが印象に残っています。

正直に伝えること、慌てずに相談することが、現地での安心につながると実感しました。

花菜が感じたこと

ホテルに戻ってから、花菜がぽつりと言いました。

花菜
花菜
「正直、財布がなくなったときは『これ、もう戻ってこないかも』って思ってた。でも、お母さんがちゃんと駅員さんに伝えて、諦めずに待ってたから見つかったんだよね」

その言葉を聞いて、今回のトラブルが娘にとっても「困ったときの動き方」を学ぶ機会になったのかもしれないと感じました。

トラブルが教えてくれたこと

旅先でのトラブルは予想外の出来事。でもそれを一緒に乗り越える経験が、親子の絆を深めることもあるのだと実感しました。

スマホに保存しておくと安心な連絡先

実際に体調を崩したとき、ネット検索をする余裕はありませんでした。スマホに保存していた連絡先が役立ちました。

最低限これだけ登録しておく

  • 台湾観光ホットライン:0800-011-765(日本語・24時間)
  • 海外旅行保険サポート:保険証券に記載の番号
  • 日本台湾交流協会:+886-2-2713-8000(平日9:00〜17:00)

出発前、もう少し準備しておけばよかったこと

振り返ってみると、「これを事前にしておけば、もっと楽だった」と感じることがいくつかありました。どれも出発前の5分でできることばかりです。

次回は絶対やっておくリスト

  • ホテル住所を中国語と英語の両方でスクショ保存
  • パスポートの写真ページをクラウドにバックアップ
  • クレジットカードの緊急連絡先を控える(財布ごと紛失に備えて)

帰りの飛行機で、人の優しさをしみじみ

帰りの飛行機で、花菜がぽつりと言いました。

花菜
花菜
「お母さん、今回の旅は何だかとても大変だったけど、すごく忘れられない旅になったね」

たしかに、体調を崩して、財布を落として、ハプニング続きだったけど……現地の人の優しさに何度も助けられた今回の旅は、とても記憶に残る時間になりました。

まとめ|安心の旅は小さな備えから

台湾旅行中、思いがけないトラブルに出会ったら、まずは深呼吸して、ひとりで抱え込まずに声を出してみてください。私が実際に助けられたのは、ほんの少しの「備え」でした。

体調を整えるために、翌朝はこんな優しい朝食を楽しみました。
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トラブルはできれば避けたいもの。でもそれを花菜と一緒に乗り越えたこの旅は、ただの観光よりずっと深く、心に残る時間になりました。 次の旅では、あなたの隣にも、きっと優しい誰かがいるはずです。

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