台北の朝、ホテルの窓から見下ろす街並みは、どこか懐かしくて新しい――そんな気持ちで一日が始まりました。雑貨好きの私は、友人マリエさんと「今日はどんな発見があるだろう?」とワクワクしながら、台北の街へ飛び出しました。
観光地だけではなく、現地の暮らしや文化に触れたい、そんな思いが今回の旅の原動力でした。今回、雑貨巡りに心ときめかせるLulucoとマリエさんの二人旅を通じて、台湾の雑貨ショップやカフェ、伝統工芸までディープに掘り下げます。
「台北雑貨」という言葉一つとっても、そこにあるのは現代デザインと歴史、台湾各地の風土や人情が混ざりあった、まさに“宝石箱”のような世界です。私たちの旅の体験談や、さらに現地でしか味わえない雰囲気までもぜひ感じてみてください。
雑貨好き必見・台北街歩きの魅力——「どこを歩いても発見!」
最初の朝、ホテルの窓から差し込む柔らかな陽射しに包まれながら、Lulucoはワクワクした表情でマリエに声をかけました。「ねえ、今日はどんな雑貨に出会えるかな?」台北の街は、歩くだけで新しい発見が待っている宝箱のようです。モダンとレトロが混じり合う路地裏には、雑貨好きの心をくすぐる店があちこちに潜んでいます。
そんな期待を胸に、私たちの台北雑貨探しの一日がスタートしました。

「マリエさん、今日は信義区からスタートですよ!雑貨を探しながらカフェで休憩もして…台北の空気、満喫しましょう♪」

「小道に入ると、さっそく可愛いエコバッグやカラフルなポストカードが並ぶショップが。台北って、どこを歩いても新しい発見があるね!」
実際に歩いてみると、ガイドブックに載っていない小さな雑貨店や、現地の人しか知らないカフェに何度も出会いました。特に印象的だったのは、信義区の路地で見つけた手作りアクセサリーのお店です。
お店のご主人が「これは私の母が昔から作っている伝統模様なんです」と、作品の裏話を丁寧に教えてくれたのが心に残っています。こうした“人とのふれあい”が、台北雑貨巡りの最大の魅力だと実感しました。日本では見かけない台湾陶器や手作りアクセサリーが並ぶ店先にも、つい足が止まりました。
信義区の“お茶雑貨”に心惹かれて——台湾茶と民芸雑貨の融合
信義区といえば近代的な高層ビルが立ち並ぶ一方、隠れた名店も多いエリアです。私たちがまず訪れたのは、老舗のお茶専門店「青園茶業」でした。お茶の種類はもちろん、マジョリカタイルモチーフの茶器セットや、手まり柄の華やかな茶缶など、まさに“伝統と現代”の融合を肌で感じる雑貨の数々が並びます。

「ここの茶器、すっごく繊細なのに可愛い!日本の家でも映えそう…。」

「ラズベリー模様の茶壺、プレゼントにも良さそう。台湾雑貨って、見てるだけで心がほっこりするよね。」
また「興華名茶」では、琉球ガラス風の急須やカラフルな茶葉缶も。海外から訪れたお客様との会話も弾み、「どれが台湾らしい?」と地元スタッフが丁寧に説明してくれます。雑貨一つひとつに宿る“温かさ”もここならではの醍醐味でした。
台湾雑貨店の奥深さ——個性溢れる品揃えとストーリー
台北市内には、“台湾雑貨”に特化したショップが幾つもあります。私たちが次に足を運んだのは、文化的な小物が豊富な「茶嘉葉」です。
レトロテイスト溢れる小物や、さりげなく飾れるノスタルジックな文房具、吸水性素材のフクロウ柄コースターなど、選ぶのに迷ってしまうほどのバリエーションなんです。

「コースター、もう絶対に欲しい!お土産にしたら絶対喜ばれる…。」

「デスクが楽しくなりそう!」
私は、限定の文房具を手に取り一気にテンションが上がりました。

「家具とカフェが一緒だなんて、オシャレだね!ここで買ったティーカップでお茶飲みたいな。」
歴史を感じさせるタイル柄や手工芸の小物は、大量生産品にはない独特の風合いと物語を纏っています。旅先でしか手に入らない“本物”のアイテムが、家に帰ってからも旅の思い出を呼び起こしてくれます。
おしゃれカフェ巡り——雑貨とともに過ごす台北時間
台北は、ユニークなカフェ文化も魅力です。人気のカフェでは、台湾陶器でお茶を楽しみつつ、壁に飾られたアンティーク雑貨やインテリアを堪能できます。また、老舗喫茶やアンティーク家具店が一体化した「美好生活骨董洋行」では、ヨーロッパ直輸入の家具や一点物の台湾アクセサリーと出会えます。

「この椅子、座り心地が最高…インテリアも細部までこだわってて居心地良すぎる!」

「台湾雑貨に囲まれたカフェタイムって、心も体もリセットできるね。帰国したら絶対自分の部屋も台湾風にしたい!」
地元客と観光客が自然と同じ空間でくつろげるのも台北流。ここでしか買えない食器や家具を見ながら、ゆっくりと時間を過ごすことができます。
ハンドメイドアクセサリーとの出会い――台湾の伝統美を身にまとう
忘れてはならないのが、台湾ならではのアクセサリー文化です。私たちは、骨董洋行のショーケースに並ぶ手仕事アクセサリーに夢中になってしまいました。

「蝶のブローチすごく素敵!身につけても、部屋に飾っても気持ちが華やぐ気がする。」

「一つ一つが丁寧で可愛いね」
台湾の作家が一点ずつ手作りしたピアスやネックレス、伝統的なモチーフの細工が光る品々。その背景や由来を店員さんに聞きながら、想いに浸るひととき。
台湾エコバッグ——日常を彩る“持ち帰る旅の思い出”
台北の雑貨店やカフェで見かけるエコバッグは、旅の記念や普段使いに大人気。レトロなブルー缶やパイナップルケーキ柄、市内名所のイラストなど、個性的なデザインが多彩です。

「このエコバッグ、日本でも使える実用性が素敵。しかも旅の思い出を持ち歩ける感じがする!」
実際にエコバッグを購入したとき、店員さんが「この柄は今年の新作で、台北101の夜景をイメージしているんですよ」と教えてくれました。帰国後、そのエコバッグを使うたびに台北の思い出がよみがえり、友人にも「どこで買ったの?」とよく聞かれます。
旅先でしか味わえない“特別な買い物体験”が、私の中で大きな宝物になりました。私たちは自分用と、お土産ように沢山買いました。大きさも素材の薄さ、厚さも豊富にあります。

「日頃の買い物にもいいし、これはお土産でもらってもとても嬉しいわね!」
店舗名 | 所在地(最寄駅) | 特徴 | Lulucoのおすすめポイント |
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青園茶業(CHIN YUAN TEA) | 台北市信義區永吉路50號 | ・南投県に自社茶園と製茶工場 ・50年の歴史を誇る老舗茶屋 ・問屋価格で高品質な台湾茶を提供 |
・台湾らしい温かみと実用性 ・手まり柄の茶器セットや華やかな茶缶 |
興華名茶(Shing Hwa Tea Shop) | 台北市中正区信義路二段150號(東門駅すぐ) | ・1941年創業の老舗茶屋 ・無添加・フレッシュ・胃に優しい ・100%台湾産の有機栽培茶 |
・可愛いラズベリー柄の茶壺が印象的 ・贈り物や自宅用にもおすすめ |
茶嘉葉(Chacaba) | 台北市大安區麗水街13巷9號 | ・台湾茶と茶器が楽しめるカフェ ・デザイン性と実用性を兼ねたアイテム |
・台湾らしい雑貨が豊富 ・友人へのお土産にも最適 ・カフェ併設 |
美好生活骨董洋行(Good Life Antique) | 台北市大安區仁愛路四段345巷4弄3號 | ・ヨーロッパや台湾のヴィンテージ家具が並ぶカフェ兼ショップ | ・蝶や花のモチーフ ・美しい一点物アクセサリー |
まとめ——台湾雑貨旅の本当の魅力台北の雑貨屋巡り
「台北で雑貨巡りをしたいけど、どこから回ればいい?」「お土産におすすめの雑貨は?」と悩む方も多いはず。私の場合、最初は有名店ばかり回っていましたが、途中から地元の人におすすめを聞くようにしました。
その結果、観光客が少ない穴場の陶器店や、限定デザインのエコバッグが買えるカフェなど、“ここでしか買えない”アイテムに出会えました。現地の人との会話が、旅の満足度を何倍にもしてくれます。ひとつひとつの雑貨が物語を持ち、現地の人や職人の想いがこもっていました。
台北雑貨巡りは、単なる買い物ではなく“現地の人や文化と出会う旅”でした。ガイドブックやネット情報だけでは分からない、現地ならではの空気感や人情、そして自分だけの発見が詰まっています。もし「台湾で何を買えばいい?」と迷ったら、ぜひお店の人に話しかけてみてください。きっと、あなたにとって特別な一品と出会えるはずです。
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